水廻り工事、設備工事のスペシャリスト

入賞者インタビュー

緊張と充実の技能五輪国際大会を終えて 本田翔一

私自身、初めての海外ということもあり、競技に対する不安もさることながら、海外に対する不安もかなりありましたね。しかし、同じ境遇の日本代表メンバーたちと数日を過ごすうちに不安は薄れ、競技前には期待に変わっていきました。

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ロンドン大会会場

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共に戦った選手と記念撮影

<競技一日目>
競技初日の課題は、A・Bモジュールの2つのパターンを合わせて12時間という時間的には少し厳しい課題でした。大会本番ということもあり、いつもより慎重に作業をしたら、初日は少し遅れ気味のスタートとなってしまいました。

<競技二日目>
2日目は初日の続きからで、この日はいかに早く課題のタワーブリッジを完成させられるかが勝負でした。少し遅れ気味の中、自分のイメージした時間でタワーブリッジが完成し、次の排水モジュールも何とか時間内に完成することができました。

<競技三日目>
3日目は、初日・2日目とは打って変わって、時間的にはかなり余裕があるモジュールになりました。2日間、時間にばかり追われて大会を楽しめませんでしたので、3日目は気持ちを切り換え、大会を楽しむように作業を行えましたね。その結果、この日は1時間以上も時間を余してフィニッシュすることができました。

<競技四日目>
最終日は、チームチャレンジという少し変わったことを行いました。今までの国際大会にはなかったものではないでしょうか。4チームほどに分かれて、チームメンバーと一緒になって、ソーラーパネルの銅管配管をしたんです。世界各国の選手が3日間の技能を競い合った後に、言葉は違えど、配管を通じてお互いにコミュニケーションがとれたことは楽しかったですね。昨日までのピリピリした空気とは違い、みんな楽しそうに作業を行っていました。

大会の結果については、あと一歩でメダルということで、正直なところ、悔いがないとは言えませんが、二度と体験出来ることのない貴重な思い出を得ることができました。今まで支えてくださった方々に本当に感謝いたします。1年間という長い間、指導し、支えてくださった皆様、本当に有難うございました。


本気で取り組めば結果は必ず付いてくる。技能五輪を通じて、やる気がもたらす効果を改めて実感しました。遠間潔寿

私は父が配管工事業を営んでいたこともあって、自分も配管の仕事がしたいと工業高校の設備科に進学しました。技能五輪の存在を知ったのは、2003年に新潟市で行われていた技能五輪の全国大会がきっかけでした。さまざまな職種の人たちが技を競い、それを客席から応援する、その熱気に包まれた会場の様子に感動しましたね。何より自分が目指している配管が競技種目にあったことがうれしかった。父がずっとやってきた仕事、そして自分が目指している仕事は、技術を競うべき価値のある仕事なんだと、配管という仕事に改めて誇りを持ちました。そしてこのときの配管部門で優勝したのが千代田設備の選手だったんです。新潟の企業が、自分が目指している配管の部門で優勝した、そのことも大きなモチベーションなって、このときから自分も将来技能五輪に出たいと思うようになりました。そして高校卒業後、就職先として、自分が技能五輪を目指すきっかけとなった優勝者を輩出した千代田設備に入社したのです。

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平成19年に行われた技能五輪国際大会表彰式にて(左が遠間)

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平成19年に行われた技能五輪世界大会にて。それまでの練習の成果を活かし、課題に取り組む。

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国際大会で見事2位に輝いた競技作品

入社後は技能五輪に出ることを胸に抱きつつ、多くの先輩作業者の皆さんから知識や技術を学びました。そして念願かなって入社2年目に技能五輪に出るチャンスをもらいました。結果は2位。とても悔しかったですね。最初は大会に出ることが目標だったのに、仕事やトレーニングを通じて、いつの間にか、単に技能五輪に出たいという想いからメダルを取りたいという想いに変わってきていたんだと思います。そしてその時味わった悔しさから、これまで以上にもっと技術を高めようという意識が高まりましたね。大会以降、さらに日々の仕事の中で自ら努力し、また先輩たちからもさまざまな技術を積極的に学ぶようになりました。

そして翌年、再度技能五輪に挑戦。前回の敗退後学んだ技術、知識を活かすチャンスをいただき、それを出し切った結果、金メダルを取ることができました。そしてその結果が評価され技能五輪国際大会にも出場。結果は残念ながら金メダルに一歩及ばず銀メダルでしたが、配管の技術で世界と戦い、2位になったことは自分にとって大変貴重な経験であり、とても大きな自信になりました。日々の仕事にもますます誇りを持つようになりましたし、世界2位という結果に恥じない仕事をしよう、後輩たちにも見本となるような仕事をしようという意識も高まり、そのいい意味でのプレッシャーが、仕事へのモチベーションにもつながっていると思います。

このように技能五輪への挑戦は、技術的な成長はもちろん、精神的にも成長させてくれる大きな経験でした。また、このような成長を期待して、積極的に技能五輪にチャレンジさせてくれる千代田設備に入って本当に良かった。今後は、ますますこの経験を活かして、会社が期待する人員になるべく努力していきたいですし、そして近い将来には、自分をメダリストへ育ててくれた先輩たちのように、自分もいずれコーチとなって後輩たちを技能五輪で優勝するような選手に育てたい。そのために、これから日々の仕事の中でもっともっとさまざまな技術を学んでいきたいと思っています。

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